過酷なレースに向け、みなぎる闘志 宮古島トライアスロン招待6選手 沖縄


過酷なレースに向け、みなぎる闘志 宮古島トライアスロン招待6選手 沖縄 記者会見を終え、健闘を誓い合う選手たち=12日、宮古島市平良のJTAドーム宮古島(大城直也撮影)
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 【宮古島トライアスロン取材班】第38回全日本トライアスロン宮古島大会(宮古島市、琉球新報社主催)に出場する招待選手の6人が12日、宮古島市のJTAドーム宮古島で共同記者会見を行い、宮古島の印象やレースの展望などを語った。スイム3キロ、バイク123キロ、ラン35キロの長時間にわたる過酷なレースに向け、各選手はレース展望や目標を抱き、本番に向けて闘志をみなぎらせていた。(1面に関連)

 会見には前回大会で総合1位の寺澤光介(東京)、同3位の土田洋平(岐阜)、沖縄県1位の山本真二、女子2位の太田麻衣子(東京)、同3位の巖淵知乃(埼玉)、同4位の宇治公子(大阪)が参加した。

 前回王者の寺澤はスイムコースが潮の流れが速いことを生かし、得意のスイムで差をつけたいと展望する。「2連覇もしたいが、去年の自分を超えることをテーマにしているので、距離は伸びたが、去年より速いタイムでゴールしたい」と意気込む。昨年3位の土田は寺澤を追いかける展開となりそうだが、「バイクとランで追い上げるスタイルなので、スイムで遅れすぎないようにしたい」と表情を引き締める。

 女子2位の太田はけがもなくいい練習が積めているといい、「練習の成果をそのまま発揮したい。去年はバイクで足が大変なことになったので自分のペースを守って走りきりたい」と戦略を立てる。巖淵は今大会5キロ伸びたランについて「ここが勝負になる。暑さもあるが、つぶれずに走りきれるかが勝負のポイントになる。バイクで突っ込みすぎないようにしたい」と力を込めた。

 山本は「緊張して体が動かないことがある。とにかく宮古島を楽しむことに注力したい」、宇治は「子どもと遊ぶという4種目があるので、けがをせずに笑顔で帰ってこられるようにしたい」と語った。

 (屋嘉部長将)