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女子3位・平柳美月 初出場「実力足りない」 宮古島トライアスロン


女子3位・平柳美月 初出場「実力足りない」 宮古島トライアスロン バイクで快走する平柳美月=14日、宮古島市平良(大城直也撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 初出場の宮古島大会で女子3位となった平柳美月(東京都)。「優勝したかったけど、上田藍さん、巖淵知乃さんと勝負する実力が足りなかった」と唇をかむ。それでも「コンディションがよくない中での3位は頑張った」と自分を褒めた。

 スイムを9位、バイクを6位と徐々に上げた。ランに入った直後に2人を抜くと、先を走る太田麻衣子を30キロ辺りで追い抜くことを想定した。徐々に距離を詰め23キロあたりで追い抜き、そのままゴールに飛び込んだ。

 昨年12月にひざを痛めて、ランもどこまで走れるかわからなかった。それでも折り返しのコースで選手同士で応援しあって「チームで戦っている感じだった」と気持ちを奮い立たせた。大自然の中でのレース。島民に応援されたことを振り返ると思わず涙もこぼれた。

 2010年の美ら島総体ではソフトボールで優勝するなどスポーツ経験はあったが、トライアスロンを始めてまだ6年目。「来年も出たい。優勝を狙える実力をつけて戻ってきたい」と雪辱を誓った。

 (屋嘉部長将)