5人制でゴムボールを手打ちする「ベースボール5」のアジアカップは4月13~16日、韓国のソウルで行われ、日本代表チームが初優勝を果たした。沖縄大2年で琉球SEAHORSEの喜屋原咲(20)は初戦から全試合に出場し、好機でセーフティバントを成功させるなど優勝に大きく貢献した。喜屋原は「自分の仕事も果たせて優勝できたのでうれしい」と喜んだ。
日本は初戦から準決勝まで1セットも落とさず勝ち上がった。決勝の台湾戦では大会で初めて1セット目を奪われたが、続く第2、3セットを連取し2―1で逆転勝利を収めた。喜屋原は決勝の第2セットから出場。第1セットを失っての出場に緊張感もあったというが、「失敗してもいいから、できることをやろう」とセーフティバントで3走を生還させた。守備でも打球を正確に捕球し、日本は3セット目は無失点だった。
10月には香港で開催されるワールドカップ出場を予定する。「アジア以外の強豪も出そろう。当たり前のことを徹底して、自分たちの力を出し切って優勝したい」と目標を語った。
(名波一樹)
▽グループラウンドB
日本 2―0 タイ
日本 2―0 中国
日本 2―0 香港
▽同順位 (1)日本 3勝
▽準々決勝
日本 2―0 シンガポール
▽準決勝
日本 2―0 韓国
▽決勝
日本
2―1(2―3,5―1,4―0,)
台湾