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琉球コラソン、浦添を本拠地に 26年に新体育館完成、主催試合の8割開催へ 市と連携協定 沖縄


琉球コラソン、浦添を本拠地に 26年に新体育館完成、主催試合の8割開催へ 市と連携協定 沖縄 協定書に署名した浦添市の松本哲治市長(右)と琉球コラソンの水野裕矢CEO=18日、浦添市役所
この記事を書いた人 Avatar photo 普天間 伊織

 日本ハンドボールリーグ男子の琉球コラソンが、浦添市とホームタウン連携・協力に関する協定を結んだ。18日に市役所で協定締結式があり、松本哲治市長と琉球コラソンの水野裕矢CEOが締結書に署名した。浦添市は2004年、ハンドボール王国都市宣言をしており、コラソンにも市出身の選手が所属している。

 浦添市とコラソンは今後さらに連携を強め、観光振興や経済活性化のための事業にも共同で取り組む。26年には新たな市民体育館が完成予定で、ホームアリーナとしてシーズンの主催試合の8割を開催する予定。現在は空調設備などの課題があり冬季のみの利用だが、年間を通して活用できるよう環境を整える。

 新たな体育館建設に向けて、市は県外施設の視察や選手への聞き取りなどを行った。試合が見やすい観客席の配置やネットの種類など、よりハンドボールを楽しめるアリーナを目指している。新体育館は約3千人を収容できる見込み。

 水野CEOは「ホームアリーナができることで、全国大会の会場やキャンプ地として幅広く使用でき、ハンドボールのさらなる活性化につなげられる」と意欲を見せた。

 松本市長は「ハンドボールの魅力を発信する拠点として発展させるため協力して取り組みたい」と述べた。

 (普天間伊織)