「点取るサッカーで熱狂させたい」 FC琉球さくら新体制 なでしこリーグ参入目指す


「点取るサッカーで熱狂させたい」 FC琉球さくら新体制 なでしこリーグ参入目指す 新シーズンへと意気込むFC琉球さくらの伊藤美菜子(左から2人目)と牧山麗菜(同3人目)、琉球フットボールクラブ執行役員の竹原稔氏(左端)ら=18日、那覇市のSAKURA innobase Okinawa
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 女子サッカーのFC琉球さくらは18日、那覇市内で会見を開き、日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)参入を見据えて今季から挑む、九州リーグ2部へ向けた新体制を発表した。九州2部の開幕戦は20日で、熊本県のくまトヨスポーツパークで熊本RFCと対戦する。最短で2025年度のなでしこリーグ参入を目指す。参考実績となる九州大会(5月11~12日、鹿児島)優勝も目標に掲げた。

 FC琉球を運営する琉球フットボールクラブ執行役員の竹原稔氏は「女子チームもトップと同じモデルを追求し、前に突き進み点を取るサッカーで皆さんを熱狂させたい」とチームコンセプトを語った。FC琉球さくらのMF伊藤美菜子は「トップチームの指導者から受ける助言や指導も強みだ。なでしこリーグで戦って、沖縄の人々に勇気を届けたい」と意気込んだ。MF牧山麗菜は「応援してくれる人々にも結果を示し、来季からリーグで戦いたい」と力を込めた。塩川健勇総監督は「強い決意と使命を持って一戦一戦を戦う」とコメントした。チームは、選手のセカンドキャリアのサポートと沖縄の社会問題解決へ向けた「ワークライフパートナー制度」を県内外7企業と締結した。選手のプログラミング教室の受講などを予定する。今季戦う新ユニホームも発表した。ホーム開幕戦は6月16日、南城市陸上競技場で行われる。

(名波一樹)