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塩屋湾一周マラソン 宮城(9キロ男子)山田(9キロ女子)優勝 5キロは野田、島袋制す


塩屋湾一周マラソン 宮城(9キロ男子)山田(9キロ女子)優勝 5キロは野田、島袋制す 1位でゴールテープを切りガッツポーズする宮城武斗=21日、大宜味村塩屋
この記事を書いた人 Avatar photo 武井 悠

 【大宜味】「新緑の塩屋湾を走ろう!」をキャッチフレーズに第46回塩屋湾一周マラソン大会(主催・塩屋湾一周マラソン大会実行委員会、共催・琉球新報社)が21日、大宜味村の旧塩屋小学校を発着点に開催された。塩屋湾を一周する最長9キロコース競争の部一般男子は宮城武斗(東村)が30分35秒で2連覇を果たした。同女子は山田麻里江(与那原町)が35分20秒で頂点に立った。

宮城、逃げ切り2連覇

 9キロ男子で連覇を果たした宮城武斗は4キロ地点から後続を突き放した。2位と46秒差のゴールだったが「少しずつペースが落ちていたのでバテて抜かれる恐怖はあった」と振り返った。

 当初はスタートから逃げ切る戦略だったが、先行する選手が前半で勝負を決めようと仕掛けてきたことや暑さによる体力の消耗を考え、2位の位置で戦略を練り直した。レース後半、先頭の選手が失速したタイミングを狙い、ペースを上げて追い抜き、逃げ切った。

 今大会の自己評価は「最低限のレースはできた」と75点。「暑い中でも優勝にまとめられた。結果がついてきてうれしい」と笑みを見せた。

(武井悠)


山田、ペース落とさず

9キロ女子の1位でゴールした山田麻里江

 9キロ女子初出場で優勝した山田麻里江はペースを落とさず走る目標を掲げ、今大会に挑んだ。後半は自分のペースを守ることができたといい「大変だったが完走できてよかった」と安堵(あんど)した。

 昨年は5キロ女子で優勝した。コースは5キロと9キロで異なるが「9キロのコースがよく分からず、とにかく走り切ろう」と前半はハイペースで突っ込んだ。中間地点の看板が見えた時には「あと半分あると思いつらくなった」が、同チームのメンバーの背中が離れないよう心を無にして追いかけた。今回の自己評価は「前半はペースを抑えて楽に走れればよかった」と85点。来年の挑戦にも意欲を示した。

(武井悠)


▽9キロ男子 (1)宮城武斗(東村)30分35秒(2)名城優飛(浦添市)31分21秒(3)宇田川和也(宜野湾市)31分49秒

▽同女子 (1)山田麻里江(与那原町)35分20秒(2)原深雪(那覇市)41分29秒(3)細田千花(同)41分30秒

▽5キロ男子 (1)野田峰丘(那覇市)17分14秒(2)吉田誠(同)18分57秒(3)鷹谷博一(名護市)19分9秒

▽同女子 (1)島袋楓梨(名護市)21分1秒(2)宮城千加(国頭村)23分36秒(3)謝敷花桜(与那原町)25分55秒