日本ハンドボールリーグ(JHL)女子のザ・テラスホテルズは21日、石川県の小松総合体育館で北国銀行ハニービーと対戦し、22―39で敗れた。通算成績は3勝11敗1分け。順位は9位のまま。
テラスホテルズは立ち上がりから鈍く、先制点を奪われた。
すぐさま同点においつくも、ミスから速攻などで連続失点を許し、9―22で前半を折り返した。後半はパスワーク、速攻など積極的な攻撃で背中を追った。だが、差は縮まらず苦しい展開のまま試合終了となった。
次戦は27日、沖縄市体育館で大阪ラヴィッツと対戦する。
日本代表を多く擁する北国銀行の壁は高かった。ターンオーバーから失点が続いた。22―39と大きく点差をつけられ、敗北を喫した。
序盤はスチールなどで失点した0―3から、朴宣映(パク・ソンヨン)が3枚の防御を抜くシュートで1点目。朴が続けて2点目、前屋敷龍佳が緩急をつけて切れ込み、7メートルスローにつないで同点に。ミスの目立つ出だしだったが、前半7分強で3―3と振り出しに戻した。
しかし終わってみれば、この7メートルスローが最後の同点弾だった。ミスから失点、カットインする隙も見いだせない。相手退場の数的有利を手にしてなお、連続でネットを揺らされた。
それでも後半、朴が6メートルライン付近から内側に飛び込んでシュートするなど、素早い切り替えからねじ込んだ。速攻を狙って敵陣へ駆ける足は失速しなかった。防御を割って攻め入る好プレーや、パスワークでフリーをつくる場面もあった。ただ、失点が続く中でゴールにも嫌われ、差は縮まらなかった。
東長濱秀作監督は「実力差があるのは理解していたが、ミスも多かった。もっとチャレンジしてほしかった」と課題を語った。
(名波一樹)
▽女子
オムロン(23)
30―22(15―9,15―13)
飛騨高山(8)
三重バイオレットアイリス(15)
28―20(16―7,12―13)
大阪ラヴィッツ(1)
北国銀行(25)
39―22(22―9,17―13)
ザ・テラスホテルズ(7)