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比嘉、35歳以上単制す 「気持ちの粘り勝ち」 毎日オープンテニス選手権


比嘉、35歳以上単制す 「気持ちの粘り勝ち」 毎日オープンテニス選手権 男子シングルスのベテランの部35歳以上で優勝した比嘉明人(本人提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 渡真利 優人

 テニスの第99回毎日オープン選手権大会ベテランの部は24日、兵庫県の神戸総合運動公園で男子35歳以上シングルスの決勝を行い、比嘉明人(沖縄工高―亜細亜大出、テニスユニバース)が7―6、7―5で祐恒太一朗(SUK Tennis Academy)を破って優勝した。

 「気持ちの粘り勝ちでした」と、すがすがしい声で語った比嘉明人。準決勝と決勝は競り合う展開になったが、自信のある体力に加え、最後は勝利への強い気持ちで大会を制した。

 決勝の相手の祐恒太一朗は、2023年9月の中国ベテラン選手権の決勝でも対戦した。「(祐恒が)上がってくることは想定内だった」という。試合ではオープンコートに素早くボールを打ち込み、相手を揺さぶった。「ディフェンシブなテニスと攻めるテニスを両立した。ラリーテンポが速かったけど柔軟に対応できた」と振り返った。

 5~6月には関東・関西オープン選手権に出場予定だ。10月の全日本選手権に向けた前哨戦ともなる。「全日本のシングルス2連覇に向けて勢いづけたい」とさらなる闘志を見せた。

 (渡真利優人)