有料

FC琉球3敗目 サイド突かれ逆転 相手の堅守崩せず 鳥取に1―2<J3リーグ>第11節第2日【28日の試合】


FC琉球3敗目 サイド突かれ逆転 相手の堅守崩せず 鳥取に1―2<J3リーグ>第11節第2日【28日の試合】
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 サッカーの明治安田J3第11節第2日の28日、FC琉球OKINAWAはAxisバードスタジアムでガイナーレ鳥取と対戦し、1―2で敗れた。通算成績は4勝3敗4分け。勝ち点16のままで順位を7位に下げた。

 前半1分、右の上原牧人からパスを受けた富所悠が先制ゴールを決めた。しかし、38分にフリーキックを直接決められて同点に。43分には元FC琉球の田中恵太に逆転弾を押し込まれて、1―2で折り返した。後半は終了間際に庵原篤人がPKを得たが、白井陽斗が蹴った球はGKに阻まれ、同点のチャンスを逃した。

 鳥取は県出身のDF大城蛍(与那原中出)がセンターバックで出場した。

 次戦は5月3日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムでカマタマーレ讃岐と対戦する。

 富所悠が前半開始早々に鮮やかに先制ゴールを決めたが、逆転負けを喫した。直接フリーキックで同点とされ、手薄になったサイドを突かれて、前半のうちに逆転を許した。

 後半は岡澤昂星、佐藤祐太、岩渕良太がボールを循環させ、推進力のある攻めで幾度もエリア内でゴールに迫った。白井陽斗は裏への抜け出しや、中央からのシュートで得点を狙ったが、堅い守備を崩すことができなかった。

 攻め込まれた場面では、鈴木順也が不利な位置からでも体を寄せ、マークの相手に出遅れてもスライディングでボールをはじくなど、巧みな守備で危機を救った。

 内容的には劣らないゲーム展開だったが、痛かったのは終了間際に得たPK。白井が左に蹴り込んだ球はGKにセーブされ、引き分けへつなぐ大きなチャンスを逃した。庵原篤人は裏に抜け出す動きで守備を崩したが、クロスがそれるなど精度に課題を残した。

 金鍾成監督は「集中力が欠けていた部分もあり、連戦の疲れが出ていたかもしれない。勝ち点1取れたかもしれないが、これは選手たちが強い思いを持って積み上げていくしかない」と奮起を促した。

 (大城三太)


(1)Axis
鳥取 4勝4分け3敗(16)
2―1(2―1,0―0)
琉球 4勝4分け3敗(16)

▽得点者 【取】 温井(1)田中恵(1)【琉】 富所(4)
▽観客 1711人