日本ハンドボールリーグ(JHL)女子のザ・テラスホテルズは29日、三重県のAGF鈴鹿体育館で三重バイオレットアイリスと戦い、28―38で敗れた。通算成績は4勝12敗1分け。勝ち点9で8位。
ザ・テラスホテルズの次戦は、5月6日午後5時から、鹿児島県の西原商会アリーナでソニーセミコンダクタマニュファクチャリングと戦う。
互いに点を取り合う展開が続く時間帯もあったが、連続得点の少なさが響いた。テラスは新加入組が攻撃の柱となり奮闘したが、守備力で勝る三重に10点差をつけられ敗れた。
テラスは喜納歩菜の先制点を皮切りに、朴宣映や長谷川真子らもテンポ良く得点を重ねる。前半13分ごろまでは三重とともに点を取り合う展開で同点または1点差で試合が進んだ。
しかし、相手の退場で数的有利な好機でパスミスなどがあり得点が伸びない。三重の高い位置での6―0守備にスチールやパスミスからの速攻を許してしまい、手痛い連続失点。
後半も三重の高い位置での6―0守備や5―1守備でプレッシャーをかけられ、得点までのいい流れをなかなかつくらせてもらえなかった。後半15分過ぎから、ようやく喜納、朴、大樋歩希のシュートが決まり、この試合初の連続得点。しかし、それまでに開いていた二桁点差をなかなか縮められず、そのまま逃げ切られた。
2点以上の連続得点はこの試合で三重の10回に対して、テラスは3回と差をつけられた。テラスは5点以上の連続得点されることはなかったが、逆速攻からの失点が続いたことが最後まで尾を引いた。
一方、桑原美紗季の好セーブからの速攻やパスカットからの速攻などでの得点場面はつくれている。次戦以降、テラスがどれだけ相手DFを切り崩し、連続得点できるかが勝利への鍵になりそうだ。
(屋嘉部長将)
▽女子
三重バイオレットアイリス(17)
38―28(19―11,19―17)
ザ・テラスホテルズ(9)
アランマーレ(25)
25―21(17―9,8―12)
飛騨高山(8)
オムロン(27)
33―30(17―13,16―17)
香川銀行(11)
北国銀行(29)
26―16(16―7,10―9)
HC名古屋(9)
イズミ(15)
33―2519―10,14―15
大阪ラヴィッツ(1)
アランマーレはプレーオフ進出