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荒木珠里、欧州開幕戦V SUP 日本人初、2位と9分差


荒木珠里、欧州開幕戦V SUP 日本人初、2位と9分差 ユーロツアー2024開幕戦男子エリートレースで優勝した荒木珠里=27日、イタリアのプンタ・アラ(@marioentero/SUPユーロツアー提供)
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 SUP(スタンドアップパドルボード)のユーロツアー2024開幕戦が27日、イタリアのプンタ・アラで行われ、男子エリートレース(12キロ)に出場した荒木珠里=NHK学園高3年、KANAKA沖縄=が1時間11分20秒で日本人として初優勝を果たした。

 前半は数人で競り合う展開だったが、強風となった終盤に突き放した。難しい風波のコンディションとなった苦しいレースの中、2位とは約9分の差をつけてゴールした。

 荒木は「沖縄の外洋で鍛えた経験で勝利できた。ユーロツアーで日本人として初めて優勝することは目標の一つだった。ツアーは後3戦続くので、次はさらに良いパフォーマンスを発揮したい」と意気込んだ。

 荒木は昨シーズン、フランスで9月に開催されたISA(国際サーフィン連盟)の世界選手権大会でテクニカルとディスタンスの2部門で優勝し、2冠2連覇を成し遂げている。

 田口頼=本部・八洲学園大国際高出=は1時間21分32秒で4位に入った。