プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは8日、沖縄市の沖縄アリーナサブアリーナで、10日から開幕する2023―24シーズンの年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)に向けた練習を報道陣に公開した。
非公開で行われた時間帯には対戦相手のアルバルク東京への対策などをチームで確認した。公開された練習では各選手がゴール下での動きやシュートタッチを確認していた。
「西地区1位のシードを取れず、ホームでCSができず本当に申し訳ない」と謝罪から入った桶谷大HC。それでも「これで終わったわけではなく、A東京戦に向けいい準備をして、二つ勝って、自分たちのチャンスをつないでいくことになる。ここからキングスの下克上が始まる」と力を込める。
今村佳太は、堅守のA東京で攻撃の中心となるレオナルド・メインデルを要注意人物に挙げ、「メインデル選手の得点力を落とせるようにしたい」と語る。自身のCSでの役割にも触れながら「出場しているチームの中でどこよりも苦しいシーズンを送った。そのプレッシャーをCSで生かせるようにしていくのは自分たち次第」と気を引き締めた。
リバウンド争いの中心となるジャック・クーリーは「ホームでプレーできないのは残念だが、沖縄の人のためにも優勝という結果を持って帰りたい」と、強豪との連戦が続くCSを勝ち抜き、連覇することを誓った。
(屋嘉部長将)