前半なかなか得点が伸びない時間帯をつないだのがキングスのインサイドの大黒柱、ジャック・クーリーだった。ゴール下で仲間からのパスを高確率で沈めた。第1クオーターだけで10得点、前半で15点を挙げた。
後半に入っても、レギュラーシーズンでは採用されることの少ないアレックス・カークを入れたスリービッグの一員として奮闘した。守備でも相手の高さに対応するだけでなく、気迫の攻守でスピードのミスマッチを防いだ。ダブルオーバータイムの途中まで出場した。
「リバウンドが重要な勝因だった」。チーム最多の8リバウンドだけでなく、2ブロックとインサイドで体を張り続けた。「自分がリバウンドを取れた時はチームが勢いよく勝つ試合が多くなると思う」とクーリー。激戦が予想される今後の試合でもゴール下を制し、チームを勢いづける。
(屋嘉部長将)