自己記録を何度も塗り替えた。400メートル障害の津波古陸斗(なんじぃAC)は2022年に自身が樹立した大会新記録を予選、決勝と2度更新し「こんなこと初めてだ」と驚いた顔だった。
冬は走り込みに精を出し、春先から体のコンディションの良さを実感していた。言葉通りに予選から大会新。好調な滑り出しだったが、決勝前のアップでふくらはぎがつった。欠場も考えたが「もったいない」と出場を決意。前半は力を抑えて走り、徐々にスピードを上げて最終コーナー付近で1位に躍り出た。
18日には昨年優勝した九州実業団選手権が控える。「2連覇を目指したい」とさらなる飛躍を誓った。
(名波一樹)