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外間、ゴール直前逆転 男子800大会新 陸上・沖縄選手権大会兼国スポ大会選考会


外間、ゴール直前逆転 男子800大会新 陸上・沖縄選手権大会兼国スポ大会選考会 男子800メートル決勝 大会新となる1分52秒74のタイムで制した友睦物流の外間勇太(大城直也撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 陸上競技の第75回沖縄選手権大会兼国スポ大会選考会は11日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで開幕し、女子A走り幅跳び決勝は喜久里彩吹(那覇国際高)が5メートル94の県新記録で優勝した。男子A400メートル障害決勝は津波古陸斗(なんじぃAC)が52秒60、同800メートル決勝は外間勇太(友睦物流)が1分52秒74の、それぞれ大会新記録で頂点に立った。

 コンマ差の逆転劇だった。800メートルの外間勇太(友睦物流)が、ゴール直前でトップを抜き去り大会新記録を打ち立てた。「県記録を狙っていたので(大会新は)最低限のところだった」と目標は高かった。

 6月の日本選手権出場を見据え、全国各地で大会に出場していた。疲労も抜けきらないままの出走で序盤は先行を許した。それでも最終コーナーを抜けると「ギアを切り替えた」と圧巻の追い上げを見せた。「(連戦を考慮すると)納得のいく走りだ」と振り返った。

 今大会2日目は1500メートルに出場し、18日には同種目で九州を戦う。「日本選手権標準記録の3分45秒を切りたい」と思いを滾(たぎ)らせた。

(名波一樹)