全九州高校体育大会は14日、陸上の秩父宮賜杯第77回全国高校対校選手権大会南九州地区予選大会を宮崎県のひなた陸上競技場で行い、男子やり投げでは赤嶺勝永(那覇西)が63メートル54で優勝した。上里将平(中部商)は3位に入った。
「アップの時から調子が良かった」。男子やり投げの赤嶺勝永(那覇西3年)は3投目で優勝記録となる63メートル54をたたき出した。5月の県高校総体での自己ベスト62メートル50を更新しての優勝。ただ、「うれしさ半分、課題半分」と冷静にフォームなどを分析した。
2回目の投てき後にコーチから高さを意識して投げるようにアドバイスを受けた。やりは風にのり、ぐんぐんと距離を伸ばした。「投げた瞬間いけると思った」と声を弾ませた。
今大会決勝では6回中4回が50メートル台。「記録を意識しすぎて力んでしまい、思うような結果が出なかった」と課題を口にした。
常に60メートル台を維持できるようにすることが目標だ。「焦らず、力まず、投げ込む本数を増やしていく」。全国総体の表彰台に向け、気持ちを新たにした。
(渡真利優人)
向かい風対応できず
男子やり投げで61メートル19で3位になった上里将平(中部商3年) 1位と自己ベスト更新を目標に掲げていただけに悔しい。助走スピードとやりの投射角度を意識したものの、全体的に向かい風に対応することができなかった。1週間前に肩を負傷し、不安もあったが競技に影響はなかった。全国総体では自己ベストを更新し、入賞を果たしたい。
<陸上>
(宮崎・ひなた陸上競技場)
【男子】
▽100メートル予選1組 (4)小賦琉太郎(普天間)11秒06(5)永山皓崇(那覇西)11秒20
▽同2組 (3)下地明太(那覇西)10秒96(5)桃原幸太(具志川)11秒15
▽同3組 (5)新垣大遥(中部商)11秒22
▽同4組 (6)大城貴仁(那覇西)11秒19
▽同準決勝1組 (4)下地10秒87
▽同2組 (8)小賦11秒00
▽400メートル障害1組 (5)鉢嶺洸(那覇西)57秒28(7)バーナード千夢(球陽)59秒14
▽同2組 (3)龍口旺士朗(具志川)56秒56(8)関陸斗(沖縄尚学)1分1秒71
▽同3組 (6)比嘉一晴(那覇西)1分0秒82
▽5000メートル決勝 (12)具志堅源竜郎(北山)15分4秒24(15)杉本拓海(那覇西)15分10秒18(17)與那嶺斗翔(同)15分35秒31(20)山城匠翔(北山)16分35秒22
▽400メートルリレー決勝 (2)那覇西(土屋矢之介、下地明太、大城貴仁、照屋礼)41秒09
▽棒高跳び決勝 (7)金城澪人(名護)4メートル00(7)金城秀翔(名護)4メートル00(14)大湾政真(那覇)3メートル80(15)比嘉優斗(普天間)3メートル60(18)我那覇寛人(普天間)3メートル20
▽やり投げ決勝 (1)赤嶺勝永(那覇西)63メートル54(3)上里将平(中部商)61メートル19(6)大城昊己(向陽)54メートル64(19)山城正斗(沖縄工)47メートル98(23)下里健大朗(普天間)44メートル32(24)武原旭星(普天間)36メートル40
▽八種競技決勝 (4)泉俊乃介(知念)5113(14)羽地諒芽(八重山)3771(15)平川喜崇(北山)3516(16)儀間敦皇(那覇西)3431
【女子】
▽100メートル予選1組 (5)上里真麻(沖縄尚学)12秒88
▽同3組 (1)今村香保(普天間)12秒18(5)新里真愛(八重山)13秒27
▽同4組 (3)又吉一莉(球陽)12秒42(5)比嘉紗奈(名護)12秒85
▽同準決勝2組 (1)今村12秒14(2)又吉一莉12秒26
▽同決勝 (3)今村12秒10(4)又吉12秒12
▽400メートル障害予選1組 (6)笠井あやか(普天間)1分9秒16
▽同2組 (6)横目月子(那覇西)1分8秒75(8)金城優芽(普天間)1分13秒80
▽同3組 (4)金城空良(那覇西)1分6秒64(8)平安座まよ(中部商)1分11秒67
▽1500メートル決勝 (12)江洲桃(北山)4分41秒55
▽三段跳び決勝 (1)喜久里彩吹(那覇国際)12メートル39=県高校新、大会新(7)多嘉山こころ(普天間)11メートル45(11)下地紅子(名護)10メートル56(13)比嘉穂乃花(中部商)10メートル46
▽砲丸投げ決勝 (13)宜野座彩未(中部商)8メートル93(16)新垣彩音(知念)8メートル61(17)オコンクオアイーシャ(与勝)8メートル49(21)當山加菜(知念)8メートル01(22)安室季栄美(宮古)7メートル74(23)知花歩実(知念)7メートル36