ライフルの九州高校射撃競技選手権大会は14日、大分県立庄内屋内競技場で開幕し、エアライフル女子団体の興南(津波美唯菜、和田青峰、西川侑那)が1795・3点で準優勝した。津波は同60発競技少年女子で8位に入った。
チーム3人の総合得点で競う団体戦。開始直後は不安に苛(さいな)まれていた興南の副主将、津波美唯菜(興南3年)は、仲本正樹コーチの助言を記したメモを見返した。「迷ったときは(ライフルを)置く」
女子唯一の3年生としての背中を後輩に示せるか。楽しく納得のいく射撃ができるのか。不安を抱えながらの射撃は的を外した。
助言に従い、ライフルを置いて一呼吸ついた。「楽しんでやろう」と気持ちを切り替えた。後半は迷いが消え、本来の調子を取り戻した。個人では本射で6位に入る成績で準優勝へと貢献した。
決勝で8位となり、悔いも残るが「みんなが頑張ってつかんだ準優勝だ」と胸を張った。
7月には最後の全国大会に出場する。「射撃をやってて良かったと思える大会にしたい」と意気込んだ。
(名波一樹)
▽エアライフル60発競技少年女子 (6)津波美唯菜(興南)602・6(9)和田青峰(同)600・2(13)知念亜美(同)594・5(14)西川侑那(同)592・5(23)上原日菜(同)577・9
▽同決勝 (8)津波114・3点
▽エアライフル女子団体 (2)興南(津波美唯菜、和田青峰、西川侑那)1795・3