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興南、男女混成で準V ライフル・九州高校射撃選手権


興南、男女混成で準V ライフル・九州高校射撃選手権 準優勝した興南の(左から)津波美唯菜と伊志嶺千空=16日、大分県立庄内屋内競技場(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 ライフルの九州高校射撃競技選手権大会最終日は16日、大分県立庄内屋内競技場で行われた。エアライフルミックスで興南(伊志嶺千空、津波美唯菜)は予選で603・3点を挙げ、決勝に進んだが、佐賀Bに6―16で敗れ準優勝となった。

▽エアライフル男女混成予選60発 (2)興南(津波美唯菜、伊志嶺千空)603・3点(津波301・2、伊志嶺302・1)=決勝進出(8)沖縄(和田青峰、東潤)594・7(和田294・9、東299・8)

▽同決勝

佐賀B1 6―6 興南

▽ビームライフル男女混成予選60発 (5)興南(伊集愛姫、三浦和真)614・8(伊集302・8、三浦312・0)(8)沖縄(宮平ミチル、安里義基)602・0(宮平296・3、安里305・7)


準Vも「悔しい」 伊志嶺・津波

 2人それぞれの射撃の合計点数で競うライフルのミックス競技。興南の伊志嶺千空(3年)と津波美唯菜(同)は、九州準優勝にも「悔しい」と唇をかんだ。

 予選の上位2校が激突する決勝戦。伊志嶺は序盤の入りは良かったが、徐々に重圧で調子を崩した。津波も緊張からいつもの射撃ができず苦しんだ。

 それでも伊志嶺が「気にしないでいいよ」と声を掛けると、気持ちが軽くなり自分の射撃を少しずつ取り戻した。伊志嶺もタイムアウトで気持ちを整えた。後半から安定した射撃ができたが、惜しくも優勝は逃した。

 足のけがを押して出場した伊志嶺は「体調を整えて力を出し切りたい」、津波は「丁寧に引き金を引く」とそれぞれの課題を挙げ、全国へと挑む。

 (名波一樹)