全九州高校体育大会の体操男子個人で優勝した出水商の山﨑海音
渡真利 優人 体操男子個人総合を制した具志川東中出身の山﨑海音（鹿児島・出水商3年）。「納得いかない演技だった」と浮かない声だった。
平行棒では、序盤にD難度の「ヒーリー」でバーを持ち損ねて減点になった。床では3節目の伸身の技で、蹴りがうまくいかず抱え込みになった。「後半の種目でミスが目立った」と厳しめに振り返った。
一方、あん馬ではシュテクリBの転向技とループを繰り返す、「Eフロップ」が正確に決まった。「今シーズン新たに入れた技。過去の大会よりよく決まった」とうなずいた。
昨年の北海道総体の跳馬では大技のロペスを成功させ、頂点に立った。「（北部九州総体では）一つ一つの技を的確に決め、0・1点を拾っていきたい。目指すはロス五輪だ」と世界に照準を合わせた。
（渡真利優人）
（SAGAアリーナ）
【男子】
▽個人総合順位 （1）山﨑海音（鹿児島・出水商）総合80・050（ゆか13・100、あん馬13・400、つり輪13・600、跳馬14・200、平行棒12・700、鉄棒13・050）（31）仲里優希（浦添）63・650（11・650、10・400、8・600、12・550、10・100、10・350）（35）宮城茉於（那覇商）59・950（9・400、10・150、9・600、12・650、9・000、9・150）（50）知念周空（浦添）48・600（9・550、3・800、6・750、10・500、9・100、8・900）（65）赤嶺勇人（那覇商）14・650（3・400、0・350、1・600、8・350、0・650、0・300）（66）仲村優希（同）12・450（2・550、0・300、1・100、7・600、0・600、0・300）
▽団体総合順位 （8）那覇商87・050（宮城59・950、赤嶺14・650、仲村12・450）
【女子】
▽個人総合順位 （36）與那覇唯夏（普天間）総合30・550（跳馬10・250、段違い平行棒6・050、平均台7・750、ゆか6・500）（38）知念美空（陽明）28・150（9・100、5・750、4・600、8・700）
