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九州懸け32チーム熱戦へ 沖縄県中学野球、来月21日開幕 1回戦対戦カード決定


九州懸け32チーム熱戦へ 沖縄県中学野球、来月21日開幕 1回戦対戦カード決定 緊張した表情で組み合わせのくじを引く各校の選手ら=27日午後、那覇市泉崎の琉球新報ホール(喜瀬守昭撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 渡真利 優人

 第76回県中学校野球選手権大会(主催・県中学校体育連盟、県教育委員会、琉球新報社)の組み合わせ抽選会が27日、那覇市の琉球新報ホールで行われた。県内6地区大会で上位入賞した32チームの1回戦16試合の対戦カードが決まった。

 大会は7月21日に金武町の金武ベースボールスタジアムで開会式を実施し、日程が順調に進めば、同26日午前9時から沖縄市のコザしんきんスタジアムで決勝戦を行う予定。優勝、準優勝チームに九州中学校大会(8月6~9日、佐賀県)の出場資格を与える。

 大会は宜野座(国頭地区)、与勝(中頭地区)、東風平(島尻地区)、城北(那覇地区)、平良(宮古地区)、石垣第二(八重山地区)の、各地区の優勝チームを中心とした展開が予想される。2023年10月の全日本少年春季大会県予選と、12月のKBC学園杯で優勝した美東が並走する。

 抽選会は各地区の優勝校と準優勝校が同じブロックに固まらないように振り分け、初戦で同地区同士の対戦とならないように配慮した。開会式の選手宣誓の抽選も行われ、兼城の赤嶺希主将が選ばれた。

(渡真利優人)


宣誓当て驚き 兼城・赤嶺希主将

選手宣誓を引き当てた兼城中の赤嶺希主将

 当選を意味する「1」と書かれた文字を目にし、少し恥ずかしそうな表情で手を挙げた兼城の赤嶺希(きずき)主将。開会式の選手宣誓に選ばれた。「当たると思っていなかった」と驚いた様子だった。

 19年ぶりに県大会出場を果たした兼城。上江洲茂人監督に勧められ、選手宣誓の抽選に立候補した。14枚ある封筒の中で、自分の手元にあるものを選んだ。選手宣誓の内容は「まだ何も考えていないが、聞き取りやすいように発声したい」と意気込んだ。

 当選したことを「まずはチームメートに伝えたい。どんな反応をするかな」と日焼けした顔に笑みを浮かべた。

(渡真利優人)