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村山(読谷)女子個人V 和宇慶(具志川)男子個人V 沖縄県中学総体・体操 先行競技


村山(読谷)女子個人V 和宇慶(具志川)男子個人V 沖縄県中学総体・体操 先行競技 平均台で4種目で最も高い点数を出した村山璃歩(読谷中)=7日、県総合運動公園体育館(屋嘉部長将撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 県中学校総合体育大会先行競技の体操・新体操が6、7日、県総合運動公園体育館で行われ、体操は女子個人総合で村山璃歩(読谷中)が44・10点(跳馬11・75、段違い平行棒8・90、平均台11・95、床運動11・50)で優勝した。男子個人総合は和宇慶琉亮(具志川中)が46・80点(床運動12・80、あん馬10・60、跳馬12・90、鉄棒10・50)で頂点に立った。新体操は個人総合で大畑凜佳(大里中)が31・65点(フープ17・15、リボン14・50)で優勝した。


村山、全種目1位 苦手な平均台もノーミス

 跳馬、段違い平行棒、平均台、床運動全てで1位の点数を出した村山璃歩(読谷中)が2年ぶりに個人総合の頂点に立った。

 いつもより体が重く感じていたという村山だが、跳馬と段違い平行棒を終えて「思っていたよりも点数が伸びていた」と手応えを感じていた。

 3種目目は苦手だという平均台だった。いつもは落下のミスが多いが、平均台の中心を取るように演技。バランスを崩してしまいそうな場面もあったがしっかりと耐えた。よく落下してしまう側宙もしっかりこらえて、最後の着地も決めてノーミスで終えた。最後の得意な床運動は自身のできる最高難度の抱え宙返りを2連続で行う「技」も成功させた。

 1年生の時に優勝したものの、連覇を狙った2年生の時には新型コロナに感染して出場できず、「悔しかった」と振り返る。そこから、柔軟性と筋力をつけることを重点的に鍛え、それぞれの種目で安定的に技を成功できるようになった。

 次に挑むのは九州中学総体だ。28位だった1年生の時の順位を超えることが目標だ。「全中(全国中学校体育大会)に出場できるように上位に入りたい」と九州6位以内に入り、全国の舞台を目指す。

 (屋嘉部長将)


ライバルに勝利「100点満点」 具志川・和宇慶

ミスなくあん馬の演技をする和宇慶琉亮(具志川中)

 中学生になって勝てていなかったライバルの比嘉奏(名護中)に勝利し、男子個人総合で優勝した和宇慶琉亮(具志川中)。「久々にノーミスでできていい試合だった。100点満点」と笑顔だった。

 苦手というあん馬が最初の種目だったが、ここで流れをつかんだ。緊張であまり動きは良くなかったが、足をきれいに伸ばすことを意識し、ミスなしで唯一の10点台に乗せた。

 続く跳馬ではまだ大会では一度しか成功させたことのない転回屈伸前宙を成功させた。鉄棒ではエンドー、床運動では前方2回ひねりをミスなく成功させた。あん馬と床運動で種目別で1位となり、比嘉を1.3点差でかわした。

 中学1年生から出場している九州大会は徐々に順位を上げてきている。着地の課題を修正しながら「今回のノーミスは自信になったので県代表として九州でも演技をしたい」と気を引き締めた。

 (屋嘉部長将)


<体操>

 (7日・県総合運動公園体育館)

 【男子】

▽団体 (1)名護中115・50点(床運動32・35点、あん馬23・65点、跳馬34・00点、鉄棒25・50点)

▽個人総合 (1)和宇慶琉亮(具志川中)46・80(床運動12・80、あん馬10・60、跳馬12・90、鉄棒10・50)(2)比嘉奏(名護中)45・50(11・55、9・75、13・30、10・90)(3)松田連南矢(与勝中)39・05(11・95、7・00、11・55、8・55)

 【女子】

▽個人総合 (1)村山璃歩(読谷中)44・10(跳馬11・75、段違い平行棒8・90、平均台11・95、床運動11・50)(2)嘉数心(開邦中)39・75(11・60、7・85、9・40、10・90)(3)宮城花帆(仲西中)34・75(9・70、4・50、10・90、9・65)