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藤原孝史朗、男子円盤投げV 女子は友利晟弓が優勝 西日本学生陸上


藤原孝史朗、男子円盤投げV 女子は友利晟弓が優勝 西日本学生陸上 藤原孝史朗
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 陸上の第77回西日本学生対校選手権大会(西日本インカレ)が5~7日、福岡県の博多の森陸上競技場で行われた。男子円盤投げの藤原孝史朗(九州共立大大学院1年)が53メートル63で1位に輝いた。女子円盤投げで友利晟弓(九州共立大2年)が46メートル99で優勝、城間歩和(九州共立大大学院2年)が3位に入った。女子1万メートル競歩の淺野愛菜(中京大2年)は50分52秒92で4位、3000メートル障害の伊波澪(中京学院大2年)は11分6秒65で5位に入った。


記録積み上げ 手応え 藤原

 藤原孝史朗(九州共立大大学院1年)は6月の日本学生個人選手権、日本選手権に続く3連戦をこなし「疲労がたまっている中で出せた記録としては悪くない」と自らに及第点を与えた。

 同じ大学院で一つ上の山下航生の存在も大きい。「一緒に練習をしていて、大会ではライバルとして真剣勝負している。今大会は勝てたが、常に目標としていて刺激になっている」と互いの成長を支え合う。

 6月の記録会で自らの県記録を更新する55メートル32を出した。「今シーズンはベストを2メートル近く更新できた」と、これまで着実に積み上げてきた記録に大きな手応えを感じている。「シーズン前半は今大会で終わりなので、少し休養したい。9月の全日本選手権で自己ベストを更新し、1位を狙いにいく」と精進を誓った。

 (大城三太)


円盤の位置意識 友利

友利晟弓(提供)

 6月のU20女子円盤投げで3位に入った友利晟弓(九州共立大2年)が今大会で46メートル99で優勝した。「U20大会よりも調子が上がってきていて、記録も順位もうれしい」と声を弾ませた。

 1投目は緊張もあり、バランスを崩してファウル。しかし、記録を残しにいった2投目で44メートル92を出し、全体1位となった。続く3投目は下半身の力をリリースまでうまく伝えられ、46メートル99をマークした。その後は自己ベスト(48メートル84)更新を狙ったが円盤が抜けたり角度が良くなかったりして、記録は伸びなかった。

 今回、ターンの時に円盤の位置を下げないことを意識したことで、下半身の力を上半身に伝えることができた。8月から九州選手権や全日本インカレが控えている。「少し期間が空くので試合勘を忘れずに、全日本インカレでは50メートル超えを目指したい」と力を込めた。

 (屋嘉部長将)


 【男子】

▽100メートル予選1組 (1)座間味凜玖(沖縄大)10秒72=準決勝へ

▽同2組 (5)赤嶺翔(沖縄大)10秒92

▽同準決勝3組 (6)座間味10秒47

▽200メートル予選6組 (6)赤嶺翔(沖縄大)21秒82

▽110メートル障害 (6)石丸友豊(琉球大大学院)15メートル15

▽400メートル障害予選3組 (3)新崎徳也(南山大)53秒25=準決勝へ

▽同準決勝 (7)新崎53秒45

▽800メートル予選5組 (2)山本裕盛(名桜大大学院)1分54秒52=準決勝へ

▽同準決勝3組 (5)山本1分57秒82

▽1500メートル予選3組 (9)掘田駿汰(名桜大)4分2秒81

▽10000メートル決勝 (19)仲程太陽(沖縄大)33分29秒32

▽10000メートル競歩決勝 (7)島袋航(九共大)45分59秒46

▽走り高跳び決勝 (26)赤嶺漣(岐阜共立大)1メートル92

▽円盤投げ決勝 (1)藤原孝史朗(九共大大学院)53メートル63

▽やり投げ決勝 (16)稲本皓太(琉球大)57メートル95

 【女子】

▽100メートル予選2組 (5)上地愛花(沖縄大)12秒39

▽800メートル予選3組 (9)和田唯花(琉球大)2分27秒69

▽同5組 (7)黒田凜(名桜大)2分23秒00

▽同6組 (2)具志堅佑奈(中京学院大)2分16秒02=準決勝へ

▽同準決勝3組 (6)具志堅2分16秒46

▽3000メートル障害 (5)伊波澪(中京学院大)11分6秒65(10)平賀麗奈(沖縄大)11分56秒30

▽10000メートル競歩決勝 (4)淺野愛菜(中京大)50分52秒92

▽走り幅跳び決勝 (24)石原麻理奈(沖縄大)4メートル97

▽走り高跳び決勝 (27)大底桃花(沖縄大)1メートル56(31)金城志桜里(同)、藤田愛海(九共大)1メートル51

▽円盤投げ決勝 (1)友利晟弓(九共大)46メートル99(3)城間歩和(九共大大学院)44メートル60