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【一問一答】思いの“熱さ”見せて 城間敏生団長(県高体連会長) 北部九州総体 選手結団式


【一問一答】思いの“熱さ”見せて 城間敏生団長(県高体連会長) 北部九州総体 選手結団式 県選手団の城間敏生団長(右)から団旗を受け取る那覇西の奥間政和=10日、那覇市の県立武道館(大城直也撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 「駆け上がれ夢の舞台へ 燃え上がれ若人の魂」をスローガンに開催される全国高校総合体育大会「ありがとうを強さに変えて 北部九州総体2024」の沖縄県選手団の結団式が10日、那覇市の県立武道館で行われた。県内からは出場選手が確定していない競泳を除き、26競技28種目に411人が出場する。27日に総合開会式が行われる。先行開催競技が行われる21日から8月20日まで福岡県、佐賀県、長崎県、大分県の北部九州を主会場に、熱戦が繰り広げられる。


 全国高校総体に向け、県選手団の城間敏生団長(県高体連会長)に有望競技や選手へのメッセージを聞いた。 (聞き手・屋嘉部長将)


 ―全国総体への現在の心境は。

 「九州大会で上位入賞した選手や団体が多かったので、全国大会での活躍を期待している。昨年は北海道だったので移動だけでも選手たちは苦労したと思う。今年は通い慣れている北部九州での大会なので、のびのびと力が出しやすいと思う」

 ―注目している競技は。

 「個人種目は、ボクシングの根間空志(陽明高支3年)が選手層の厚いバンタム級を九州で制している。重量挙げは男子81キロ級の安良城龍虎(宮古3年)や102キロ級の石川太陽(嘉手納3年)、山城慎太郎(沖縄工3年)も期待ができる。団体はハンドボール女子の浦添が九州大会決勝で力の差をつけて優勝しているので、全国大会でも活躍してくれのではないか。また、なぎなたの首里は昨年まで団体試合で2連覇している。テニスの沖縄尚学の女子も非常に楽しみだ」

 ―選手たちにはどのような大会にしてほしいか。

 「猛暑の中での試合になると思うので、コンディション作りというのが非常に大きなポイントになる。九州と本州の暑さは沖縄とはだいぶ違うので、対策をして臨んでほしい。気温が高くなればなるほど、『沖縄は強いな』と言われてほしいし、気持ちの熱さもどんどん見せてほしい」