サッカーの明治安田J3第21節第1日は13日、各地で行われ、FC琉球OKINAWAは富山県総合運動公園陸上競技場でカターレ富山と対戦し、0―3で敗れた。通算成績は8勝7敗6分けで勝ち点30。順位は9位に下がった。
前半は攻められる場面が多かったが、無失点に抑え0―0で折り返した。後半はペースを握り、好機もあったが得点を逃した。逆に流れを引き渡し、守備を崩され3失点した。
次戦は21日午後6時から沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで奈良クラブと対戦する。
(2)富山(1勝1敗)
富山8勝9分け4敗(33)
3―0(0―0,3―0)
琉球 8勝6分け7敗(30)
▽得点者 【富】 布施谷(2)碓井2(7)
▽観客 3706人
前半から猛攻に耐え続ける展開となり、受け身にならざるをえなかったが、我慢強く耐えて無失点で折り返した。
後半序盤はペースを握り、カウンターからの野田隆之介のシュートや、藤春廣輝に決定的な場面が訪れるなど好機もあったが、ゴールには届かなかった。
ここから再び流れを相手に渡し、3失点と一気に守備が崩壊した。DFの裏を突かれて先制パンチを浴び、直後に集中力が切れたパスミスから2点目を献上した。3点目はサイドから中央を崩され、完全に攻略を許した。
佐藤祐太が警告累積で欠場。中盤で相手の勢いをそぎ、歯止めをかけるべき場面で物足りなさが出た。
金鍾成監督は「前半はどうにかしのいだ。後半は前からぶつかっていけたが、せめぎ合いの所でやられ、失点までいってしまった。完敗だった」と結果を正面から受け止めた。「これまで、どっちに転ぶか分からないような試合をしてしまっている」ともどかしさを示した。
けが人が出る中で出場機会が巡った選手の、さらなる奮起が必要になる。
(大城三太)