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沖縄SV 逆転勝ち サッカーJFL 新宿に3―1 池髙、1得点1アシスト


沖縄SV 逆転勝ち サッカーJFL 新宿に3―1 池髙、1得点1アシスト 沖縄SV―新宿 後半、逆転シュートを放つ沖縄SVの池髙暢希=13日、沖縄市コザ運動公園陸上競技場(大城三太撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 サッカー日本フットボールリーグ(JFL)の沖縄SVは13日、沖縄市コザ運動公園陸上競技場でクリアソン新宿と対戦し、3―1で逆転勝ちした。7試合ぶりの勝利。通算成績は6勝5敗5分けで勝ち点は23。

 前半23分、フリーキックの競り合いから先制を許し、0―1で折り返した。後半は序盤に相手選手が退場となり、数的優位に立った。21分に青戸翔が同点弾、6分後に池髙暢希が中央からミドルを放ち逆転弾を決めた。終了間際には相手のオウンゴールを誘って突き放した。

 次戦は20日、千葉県の第一カッターフィールドでブリオベッカ浦安と対戦する。

沖縄SV(23)
 3―1(0―1,3―0)
クリアソン新宿(11)


 後半投入の池髙暢希が1得点1アシストの活躍でチームを7試合ぶりの勝利へ導いた。青戸翔(かける)へのアーリークロスで同点弾をお膳立てすると、6分後には、中央から左足を豪快に振り抜き逆転弾を押し込んだ。「ここ2試合は途中出場で、悔しい気持ちが大きかった」とたぎる気持ちをボールに込め、ピッチで表現した。後半序盤に相手が2枚目の警告で退場となり、数的優位になったことも追い風になった。

 前半は新宿の運動力豊富な圧力でパスコースを限定され、ボールを失うことが多かった。DFのパスミスからの失点の危機があり、有田朱里の右クロスがオーバー気味になることも多く、かみ合わなかった。失点後は再三右サイドから仕掛けたが、決定的なシュートを秋本和希がゴール前で外すなど、重たい雰囲気が漂った。小野木玲監督は「池髙はクロスの精度や得点を狙えるシュートもあり、ゴールに迫り変化をつけられる選手。チームのギアを上げられる強みを生かした起用を常に考えている」と揺るがない評価を口にした。

 左バックの水越陽也やボランチの長井響らの働きぶりも「ハードワークが強み」と期待感を示した。

 (大城三太)


反省を生かせた

 小野木玲監督(沖縄SV)の話 (前半1失点で)心理的なあせりもあったが、これまでの反省を生かすことができた。チーム内の競争がもっと厳しくなることで、誰が出場しても高い精度、強度が出せるチームになって、自信につなげることが大事になる。

暑さで疲労早かった

 北嶋秀朗監督(新宿)の話 後半に退場者を出して、一人一人の負担が大きくなってしまった。暑さで疲労が早く、ボランチの選手も足がつってダメージが大きかった。耐えながらも時間をうまく使えばよかったが、失点をしてしまった。