有料

女子団体 桑江準V 強豪に善戦、全国へ決意 石田中ペア女子複3位 九州中学総体・テニス


女子団体 桑江準V 強豪に善戦、全国へ決意 石田中ペア女子複3位 九州中学総体・テニス 女子団体で準優勝した桑江中(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 九州中学校体育大会は、5~8日、九州各地で行われた。テニスの女子団体戦で桑江が決勝へ進出し、決筑陽学園(福岡)に2―3で惜敗したが、準優勝に輝いて全国切符を手にした。女子ダブルスの石川奈那美・次呂久梨瑠(石田)は準決勝で鹿児島のペアに敗れたが、3位に輝いた。ハンドボール女子の沖縄東は4強入りし、準決勝で鶴城(熊本)に14―31で敗れたが、全国出場権を獲得した。卓球個人戦は県出身の玉城真佑(福岡・中間東)が3位だった。陸上は男子3000メートルの周〓文(上山)が9分6秒00で3位、女子走り高跳びの花城怜(沖縄尚学)が1メートル50で3位に入った。

※注:〓は左側に「山」の下に「己」、右側に「几」


 女子団体で桑江が2位に入り、全国切符を手にした。決勝は2―3で敗れたが、強豪の筑陽学園(福岡)相手に善戦した。奥間夢野・ウォーレン・ケイリーがダブルスで勝利。後方からのラリーが得意な奥間は「うまく回転をかけたレシーブで相手のミスを誘えた」と胸を張る。

 シングルス白星の石川仁菜は「相手サーブのリターやボレーがうまくいった」と自信を深めた。

 シングルスの加藤アンジェリーナ春子はタイブレークまでもつれる熱戦を繰り広げた。2―5と劣勢に追い込まれた場面から5―5へと挽回した。「個人戦だと、差が開いてしまうと諦めることが多かった。今回はチームのために、諦められないという思いが強かった」とラリー戦を展開し、相手のミスから流れを呼び込んだ。6―6でタイブレークとなったが、微妙な判定もあり、「引きずって流れを渡してしまった」と悔しそう。ただ、「チームのために戦えた」と明るい声だった。

 決勝までの勝ち上がりは全て3―2と競り合う展開で、大きな経験を積んだ。

 東江美桜奈主将は「全国では緊張しないように力を出し切りたい」と決意を込めた。

 (大城三太)