ハンドボールの第29回ジャパンオープントーナメントは12日、滋賀県のプロシードアリーナHIKONEで男子の3位決定戦があり、興南BICが29―23でRISE(愛知県)を下して16年ぶりに3位に入賞した。
興南BICは先制点を挙げた左バックのエース金城武浩がチーム最多の9得点と活躍。左サイドの森田啓仁は角度がほとんどないシュートを決めるなどして主導権を握った。
後半はミスなどから6点差まで追い上げられたが、GK内田武志が好セーブを連発し、悪い流れを食い止めた。両チームとも得点のない膠着(こうちゃく)した展開が5分ほど続いたが、慶田花拡が相手GKの逆を突く技ありのステップシュートを決め、チームを勢いづかせた。最年長の監督兼選手の浅野謙二(45)と元コラソンの棚原良が体を張った固い守備で勝利に貢献した。今大会で選手を退く浅野は「1日2試合の日もある厳しい日程でけが人も出たが、3位入賞はうれしい。次の目標は優勝だ」と語った。
(松堂秀樹)
◇ハンドボールジャパンオープン(9~12日、プロシードアリーナHIKONEなど)
【男子】
▽1回戦
興南BIC 35―22 白堊ク(岩手)
FOG(千葉) 33―32 丸松建設
▽2回戦
興南BIC 28―27 徳山ク(山口)
▽準々決勝
興南BIC 27―21 HC岐阜
▽準決勝
堺リエゾン大阪 32―26 興南BIC
▽3位決定戦
興南BIC
29―23(16―7,13―16)
RISE(愛知)
【女子】
▽1回戦
琉球コラソンJENNE 22―19 京都ク
ナデシコク(奈良) 32―28 宜野湾ガスク
▽準々決勝
琉球コラソンJENNE 27―20 HC和歌山
▽準決勝
山口銀行YMGUTS 28―17 琉球コラソンJENNE
▽3位決定戦
REDS(埼玉)
26―21(13―9,13―12)
琉球コラソンJENNE