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矢野・宮坂組が準優勝 テニス全日本ジュニア 強者と接戦、一歩届かず


矢野・宮坂組が準優勝 テニス全日本ジュニア 強者と接戦、一歩届かず 女子ダブルスで準優勝した矢野碧依(左)・宮坂向葵ペア(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 テニスのユニクロ全日本ジュニア選手権2024は26日、東京都の有明テニスの森公園テニスコートなどで開幕した。12歳以下女子ダブルス決勝は31日に行われ、矢野碧依・宮坂向葵(CLUB DPA☆沖縄)ペアが準優勝となった。同シングルス男子の金田青空(TC Future)は初戦敗退だった。


 矢野碧依・宮坂向葵ペア(CLUB DPA☆沖縄)が準優勝に輝いた。2人にとっての最高成績だったが、矢野は「うれしいけど、優勝までもう少しだった」、宮坂も「初の全国2位はよかったが悔しい」とそれぞれ満足はしていない。

 初戦は第1シードと相まみえ、2―1と競り合いながらも激闘の末に撃破。勢いづいて勝ち進み、準決勝はそれぞれ「思い通りにいった」プレーで危なげなく勝利し、全国初優勝に王手を掛けた。

 迎えた決勝の相手は、第2シードの実力者だ。前衛の宮坂は浮いたボールを逃さずミスを誘って攻め立て、後衛の矢野もロブを打ち込みポジションをかき乱した。しかし相手のボレーに苦戦した。2マッチとも4―6と食らいついたが、0―2で優勝に届かなかった。

 2人は「今度はシングルスもダブルスも全国1位を取る」と同じ目標を語った。

 (名波一樹)