ゴルフのソニー日本女子プロ選手権第1日は5日、名護市のかねひで喜瀬CC(6670ヤード、パー72)で行われ、海外、国内の第一線で活躍するトッププロらが熱戦を繰り広げた。県勢は宮里美香が4バーディー1ボギーの69で回り、県勢トップの13位と好発進した。新垣比菜は3バーディー1ボギーの70で23位につけた。諸見里しのぶと仲宗根澄香は71で48位。荒川怜郁は71位、千葉華は105位と出遅れた。初日は気温31度で蒸し暑く、雨も降る天候となった。予選2日間36ホールを回り、上位60位タイまでが7、8日の決勝ラウンドへ進出する。(賞金総額2億円、優勝3600万円、出場132選手、曇り時々晴れ、気温31・2度、南南西の風2・2メートル)
宮里美香が3アンダーで県勢トップの13位につけた。4バーディー1ボギーと安定感が光った。「アンダーで回れて満足」と充実した表情だった。気温31度に蒸し暑さも加わり、出場選手の体力をそいだ。「沖縄の人でも普通に暑過ぎる。途中で雨も降ったが、きちんと集中力を保つことができた」
前半17番は、ドロップ後に残り10ヤードをアプローチでチップイン、18番も勢いづき連続バーディーを奪った。後半は4番に唯一のボギーをたたいたが、3、7番でラインを読み切ったパッティングがさえた。
喜瀬コースについて「ジュニアで何度かプレーしたが、頻繁に回っている訳ではない。風が吹くと難しいが、今日はそんなに風がなかった」ときっちり攻略した。「子どもと家の中で過ごすのでほとんど外に出ない。暑さに弱くなっている。ラウンド中の水分、軽食補給に特に気をつけた」とここぞの場面で集中が途切れなかった。
8月のニトリ・レディースは11位。「少しずつギアを上げることができている。セカンドでしっかり攻めるためにも、ティーショットでラフに打ち込まないことが大事になる」と2日目以降に向けて気を引き締め直した。
(大城三太)
荒川「耐えるゴルフを」
初日イーブンの荒川怜郁 ドライバーを右に曲げてのOBがあり、6、16番でダブルボギーをたたいてしまった。最終18番のバーディーでイーブンに戻せたのは良かった。同じ組の選手は耐えてスコアを崩さず、バーディーを奪うゴルフをしていた。そういうゴルフをしたい。
千葉「楽しく回れている」
初日3オーバーの千葉華 前半にドライバーの曲がりが強く、ラインは合っているけど、パットで惜しいのが多かった。後半はパターもショットも良くなった。8月に沖縄に戻って、海で癒やされ、リフレッシュできた。地元で楽しい雰囲気で回れている。2日目はいいスコアで上がりたい。
▽ソニー日本女子プロ選手権第1日成績
(6,670ヤードパー72)
(1)竹田麗央 ―8 64 (34 30)
(2)ペ・ソンウ(韓) ―7 65 (33 32)
(3)岩井明愛 ―6 66 (33 33)
(3)大出瑞月 66 (34 32)
(5)古江彩佳 ―5 67 (34 33)
(6)桑木志帆 ―4 68 (36 32)
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(13)宮里美香 ―3 69 (35 34)
(23)新垣比菜 ―2 70 (35 35)
(48)仲宗根澄香 ―1 71 (35 36)
(48)諸見里しのぶ ―1 71 (36 35)
(71)荒川怜郁 0 72 (36 36)
(105)千葉華 +3 75 (39 36)