ソニー日本女子プロ選手権第3日は7日、かねひで喜瀬CC(6670ヤード、パー72)で行われた。2週連続優勝と国内四大大会初制覇を目指す竹田麗央が5バーディー、2ボギーの69と伸ばし、通算16アンダーの200で首位を守った。69で回った岩井明愛が3打差の2位。通算12アンダーの3位にパリ五輪4位の山下美夢有、阿部未悠、藤田さいきが並んだ。10アンダーの6位は大出瑞月。7位は天本ハルカら3人。古江彩佳は7アンダーの12位、勝みなみは27位、小祝さくらは38位だった。県勢は新垣比菜と宮里美香は1アンダーの53位、仲宗根澄香は59位。荒川怜郁は64位に順位を下げた。(出場69選手、曇り、気温27・8度、北北西の風3・8メートル、観衆2496人)
新垣比菜が後半に苦しんだ。「ティーショットがフェアウエーから外れてしまい、ラフから出すだけの場面も2度あった。パッティングでは、芯に当て切れてないミスもあった」と、後半は1バーディー4ボギーの内容。2番から3連続ボギーでスコアを落とした。
それでもパー4の7番、会心のチップインバーディーで息を吹き返した。2打目をグリーン奥にオーバー。3打目で残り10ヤードのアプローチがさえた。
10番からスタートした前半は3バーディー1ボギー。「ショットも良く、パットも安定していた」と手応えを得ていた。
新垣目当てのギャラリーが多く集まり、プレーを見守った。「みんなが見て楽しいゴルフを、もうちょっとできたらよかった」。この日は1オーバーでスコアを落とし、消化不良の思いも口にした。
最終日に向け「自分の実力や調子、現状をしっかり把握して、次の試合につながるプレーができれば」と静かに闘争心をたぎらせた。
(大城三太)