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アスティーダ完勝 静岡ジェードに4-0 Tリーグ(7日の試合)


アスティーダ完勝 静岡ジェードに4-0 Tリーグ(7日の試合)
この記事を書いた人 Avatar photo 島袋 貞治

 卓球ノジマTリーグの琉球アスティーダは7日、静岡県の富士宮市民体育館で静岡ジェードと対戦し、4―0で勝利した。通算成績は2勝1敗。

 第1マッチダブルスは、鈴木颯・篠塚大登が龍崎東寅・森薗政崇を2―1で制した。第2マッチシングルスは篠塚が英田理志に3―0、第3マッチシングルスは張本智和が濵田一輝に3―1でそれぞれ奪い、試合の勝利を決めた。

 第4マッチシングルスは吉村真晴が森薗を3―2で退けた。次戦は21日、岡山リベッツと岡山武道館で対戦する。


 静岡を相手に今季初となるアウェー戦で、琉球は終始ペースを握り4―0で完勝した。琉球の張本智和と篠塚大登はパリ五輪代表で、静岡の森薗政崇と昨年まで琉球に所属した濵田一輝はスパーリングパートナーとしてパリに帯同しており、手を知り尽くした同士による対戦だった。

 ダブルスの篠塚と鈴木颯が第1マッチを2―1で取って流れをつかんだ。張本も「ダブルスから、いい形にできた」と振り返った。

 第1マッチ第1ゲームで、琉球は冷静に適応して制した。第2ゲームを落としたものの、第3ゲームは琉球が冷静にレシーブでポイントを重ねた。

 第2マッチは連戦の篠塚が相手のカットに冷静に対応し、ミスを誘う展開になった。

 第3マッチは、張本が短めのサーブなどを駆使して崩していく展開。同年代の濵田も第2ゲームを取るなど粘りを見せたが、第4ゲームで張本がバックハンドの応酬を制するなどして、世界ランカーの実力を見せつけて試合を決めた。

 第4マッチは5ゲームまでもつれ、吉村真晴が6点目から始まるビクトリーマッチを制して、最高の形で次戦につなげた。

 (島袋貞治)