日本フットボールリーグ(JFL)の沖縄SVは6日、沖縄市陸上競技場でヴィアティン三重と対戦し、0―0の引き分けだった。通算成績は9勝7敗7分けで勝ち点34。順位は8位。
前半はシュートを打ち合う展開となったが、双方ともネットを揺らすことができずに、折り返した。後半に入るとSVは川中健太を中心に攻撃を組み立て、三重より多くのシュートを放つものの最後まで得点することはできなかった。次戦は14日午後3時から、南風原町黄金森公園陸上競技場でFCマルヤス岡崎と対戦する。
13本のシュートを放ち、6本の三重を上回った沖縄SVだったが、最後までゴールネットを揺らすことはできなかった。
前半から池髙暢希を中心に右サイドから攻撃の起点を作ったSV。ゴール前では川中健太を中心にシュートを多く放つも、引いて守る三重の守備を破ることはできなかった。後半に入ってもSVは攻撃の手を緩めず、途中出場の大城佑斗の左サイドからのクロスに川中が頭で合わせる場面もあったが、枠をとらえることができなかった。
豊富な運動量でボールをキープすることのできる川中がこの試合でも攻撃の中心だった。8月に沖縄SVに加入したばかりだが、小野木玲監督は「チームにいい刺激、競争力を与えてくれている」と評価。川中は「得点のチャンスはあったが、質を高めていかないといけない。このあとも相手の嫌がる、得点につながるプレーをしていきたい」と意気込んだ。
(屋嘉部長将)
沖縄SV(34)
0―0(0―0,0―0)
ヴィアティン三重(35)
攻撃の質高めないと
小野木玲監督(沖縄SV)の話 1週間の遠征を終えてのホーム戦で、選手の体が重いように見えたが、その中でも90分間をタフに戦ってくれた。高い攻撃陣がいる相手を0点に抑えたのは本当に成果があった。得点を奪えなかったのは悔しい。攻撃の質を高めていかないといけない。
沖縄が攻撃的だった
間瀬秀一監督(三重)の話 沖縄がすごく攻撃的だった。連戦で大幅にメンバーを変えたが、力を合わせて戦ってくれた。悔しさはあるものの、今日の戦いぶりや引き分けの勝ち点1はポジティブに取っている。