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合同チーム優勝 那覇商に4―1 県高校女子サッカー・琉球ダイハツ杯


合同チーム優勝 那覇商に4―1 県高校女子サッカー・琉球ダイハツ杯 優勝した合同チーム(八重山・浦添・浦添商・陽明・興南・久米島)のメンバーたち(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 渡真利 優人

 高校女子サッカーの琉球ダイハツカップOFA第35回県選手権大会は6日、西原町民陸上競技場で決勝戦が行われた。八重山・浦添・浦添商・陽明・興南・久米島の合同チームが4―1で那覇商を破って、頂点をつかんだ。合同チームが前半に先制し、1―0で折り返した。後半にも3点を加えて引き離した。優勝チームは全日本選手権(12月29日~2025年1月12日・兵庫)に県代表として推薦される。


主要大会3冠達成 八重山・浦添・浦添商・陽明・興南・久米島

 部員数が少ない高校で構成された八重山合同チームが頂点に立った。新人大会、県総体、同選手権と、主要な大会で3冠を達成。加原利之監督は「練習量も限られた中で、全国の切符を獲得できてうれしい」と声を弾ませた。

 決勝では、加原生彩輝(八重山3年)が前半17分に先制点を挙げると、後半9分にも追加点でリードを広げ気を吐いた。同34分には那覇商に1点を奪われ、PKのピンチもあったものの、GK石垣陽菜(同3年)の好セーブで乗り切った。

 県内各地の高校に点在する選手たち。合流して練習するのは試合前日のみだった。加原監督は「パスやドリブルなどの基本的な精度を上げれば勝利はおのずと近づく。1人のタレントに頼らないサッカーをしたい」と全国大会での1勝に意欲を見せた。

 (渡真利優人)

▽決勝

八重山・浦添・浦添商・陽明・興南・久米島
 4―1(1―0,3―1)
那覇商