国民スポーツ大会「SAGA2024」第8日は12日、佐賀県各地で行われた。バスケットボール少年男子は準々決勝で茨城に79―81の2点差で敗れ、5位だった。なぎなた少年女子試合は準々決勝で東京に1―2で惜敗。5位決定戦で宮城に2―1で勝利し、5位に入った。演技は2回戦で大阪に2―3で敗れた。カヌー少年男子スプリントカナディアンシングル500メートル決勝の當山魁来(かいら)(沖縄水産高3年)は2分20秒839で5位に入った。同種目成年男子の宮国志匠(なるゆき)(沖縄県協会)は決勝に進んだが9位だった。空手道は成年男子組手個人重量級の仲村健杜(国士舘大)が3回戦で佐賀代表に0―1で惜敗した。陸上少年女子共通走り幅跳びの喜久里彩吹(那覇国際高3年)は20位。柔道少年男子は1回戦で山口に1―3で敗れた。銃剣道の成年男子は鳥取に2―1で勝利し、2回戦へ進んだ。
宮里、奮闘21得点も逆転許す 中学生も活躍、大接戦演じる
バスケットボール少年男子の茨城との準々決勝。大柄な選手がそろう相手チームに対し、中学生らが活躍し大接戦に持ち込んだが、2点差で敗れベスト4進出はならなかった。
54―54の同点で迎えた第4クオーター(Q)、先に前に出たのは沖縄だった。中学3年の宮里俊佑(琉球ゴールデンキングスU15)、越圭司(同)が連続で3点弾を決め、約5分を残して5点リード。しかし、そこで相手が仕掛けたオールコートのディフェンスに対応できず、3連続でミス。逆転を許した。
ポイントガードで先発出場し、9得点9アシストの中学3年、平良孔龍(Standard)は「少し焦りが出てしまった」と肩を落とした。残り1分を切って宮里の3点シュートで2点差に迫ったが、あと一歩及ばなかった。
1、2回戦は迷いが出たという宮里は「思い切り行こうと決めていた」と5本の3点を含む21得点。それでも「リバウンドが取れない場面もあった。日頃の練習で意識したい」と話した。
3人の中学生も交えて臨んだ大会。嘉陽宗紀監督は「チャンスはあった。高校生が耐えて中学生もよく頑張った。すごい成長をした」と選手たちをたたえた。
(小川昌宏)
(佐賀県唐津市文化体育館ほか)
▽少年男子準々決勝
茨城(選抜)
81―79(16―24,21―15,17―15,27―25)
沖縄(選抜)