プロバスケットボールのりそなBリーグ1部(B1)の琉球ゴールデンキングス(西地区)は12日、埼玉県の越谷市立総合体育館で越谷アルファーズ(東地区)と今季第3戦を行い、87―65で勝利した。通算成績は2勝1敗。
前半はリバウンドを確実に拾うと、高確率で得点に結びつけた。インサイドではジャック・クーリーやアレックス・カークなどを中心に体を張って抑えた。43―25と大幅にリードし、後半に折り返すと、第3クオーター(Q)終盤にかけて連続失点を喫すると、4Qでも我慢の時間が続いた。ただ、小野寺祥太が3本の3点弾を沈めたほか、これに続くように松脇圭志も2本連続で3点弾を決めるなど、今季初アウェー戦で白星を挙げた。
次戦は13日午後3時5分、同会場で越谷アルファーズと対戦する。
今季初アウェー戦の琉球ゴールデンキングスは、B1に昇格した越谷アルファーズから白星を挙げた。立役者はケヴェ・アルマ。越谷の強力なセンター陣にも当たり負けせず、20得点を挙げ、チームに大きな勢いをもたらした。
第3クオーター(Q)開始早々。3点弾を放つかに見せ、越谷の厚い守備をドライブでくぐり抜けたアルマがワンハンドダンクを華麗に決めた。その直後には、脇真大が守備で越谷のミスを誘いルーズボールとすると、岸本隆一がすかさずボールを拾い、走っていたアルマにロングパス。レイアップシュートで2連続得点を決めた。流れるような連係にアルマ自身も手をたたき、味方を称賛した。
第4Qでは、越谷に3点弾やフリースローで連続失点を喫する場面もあったものの、松脇圭志も2本連続の3点弾で気を吐くなどして、勝利を飾った。
今試合でキャリアハイタイとなる4本の3点弾を沈めた主将の小野寺祥太は「試合の出だしから集中して強度の高いディフェンスを遂行することができた」と語り、13日の次戦に弾みをつけた。
(渡真利優人)
キングス 2勝1敗
87―65(24―15,19―10,21―15,23―25)
越谷 3敗
後半も主導権
桶谷大HCの話 出だしから流れをつかみ、後半も頭から主導権を握ることができた。ただ、第4クオーターではシュートが入らなくなった時に集中力を欠いてしまい、消極的になってしまった部分があった。反省点を踏まえ次戦に備えていきたい。