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キングス3連勝 越谷に87―59<Bリーグ>第4戦


キングス3連勝 越谷に87―59<Bリーグ>第4戦 キングス―越谷 第3クォーター、シュートを決めて雄叫びをあげるキングスのアレックス・カーク=13日、埼玉県の越谷市立総合体育館(Bリーグ提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 プロバスケットボールのりそなBリーグ1部(B1)の琉球ゴールデンキングス(西地区)は13日、埼玉県の越谷市立総合体育館で越谷アルファーズ(東地区)と今季第4戦を行い、87―59で勝利し、3連勝となった。通算成績は3勝1敗。

 前半は越谷の守備に苦しめられ、なかなか得点が伸びない。ヴィック・ローの連続得点や植松義也、荒川颯の堅守などもあり、39―30で折り返した。後半に入っても攻撃の手を緩めないキングスはアレックス・カークのリバウンドからの得点やケヴェ・アルマのダンクで引き離し、最後はジャック・クーリーの3点弾で逃げ切った。

 次戦は沖縄アリーナで16日午後7時40分、東アジアスーパーリーグ(EASL)2024―25シーズンのキングスの開幕試合としてメラルコ・ボルツ(フィリピン)と戦う。Bリーグのレギュラーシーズンは19日、滋賀県の滋賀ダイハツアリーナで滋賀レイクスと対戦する。


セカンドユニット躍動

 越谷の強度の高い守備に出だしこそキングスの得点が伸びなかったが、セカンドユニットの活躍もあり、28点差をつけて快勝した。

 セカンドユニットの小野寺祥太は守備で相手に簡単にボールを運ばせない。荒川颯はチーム最多の4アシストで味方の得点を伸ばした。植松義也は外国籍選手への激しい守備に3点弾2本を決めた。

 ヴィック・ローはチーム最多の24得点と10リバウンドのダブルダブル。アレックス・カークはゴール下で体を張り続け、今季最多の13得点、6リバウンドだった。それぞれが持ち味を発揮し、ベンチポイントも47得点まで伸びた。桶谷大HCも「セカンドユニットになった時に劣勢をはね返し、自分たちのバスケットにもってこられた」と納得の手応えだったようだ。

 昨季に比べて動きが軽やかなカークは「今季は体の状態も良い」と好調さをアピール。今季初のアウェーでの連勝に「非常にうれしい。チームとしても良い状態だ」とさらなる連勝を見据えた。

 (屋嘉部長将)


 キングス 3勝1敗
  87―59(14―16,25―14,20―11,28―18)
 越谷 4敗

やるべきこと遂行

 桶谷大HC(キングス)の話 12日の試合の終盤で出た課題を修正して臨んだ。相手のペースに流されずに対応でき、自分たちのやるべきことをしっかり遂行して2連勝することができた。シュートが入らず苦しい時間帯でも我慢強く守備を続けられた。