サッカーのSYM・大和工業カップOFA第58回県U―15選手権大会は13日、西原町民陸上競技場で決勝が行われ、小禄中が2―1でFC琉球OKINAWAU―15那覇を下し、13年ぶりに頂点に立った。優勝チームは、11月に大分県と福岡県で行われる九州大会の出場権を得た。
◇SYM・大和工業カップOFA第58回県U―15選手権大会(13日・西原町民陸上競技場)
▽決勝
小禄
2―1(2―0,0―1)
FC琉球OKINAWA U―15那覇
先制し主導権譲らず
県中学総体3連覇中の小禄が再び強さを証明した。運動量が豊富なクラブチームを相手に、主導権を握り続けた。
開始早々、試合が動く。前半8分、石川大陽(3年)が「GKの上を狙っていた」と左サイドからロングキック。守備の意表を突く正確なシュートで先制点を挙げた。流れを掌握すると、同25分には赤嶺友介(3年)のコーナーキックが直接決まった。
後半は、強力な相手FW陣に押され失点を許したものの、パス回しで堅守を見せ、リードを守り切った。
小禄中のOBでもある古波蔵淳監督は「クラブチームが台頭する中、学校の部活動でも戦えることを証明したかった。よく成長したと思う」と目を細めた。
主将でもある赤嶺は「九州大会でも前線からハイプレスをする」と優勝旗をぐっと握りしめた。
(渡真利優人)