沖縄県出身の元プロゴルフ選手・宮里藍さんが主催する女子ジュニアの大会「宮里藍インビテーショナル Supported by SUNTORY」最終日は14日、恩納村のPGMゴルフリゾート沖縄(6384ヤード、パー72)で行われ、吉﨑マーナ(沖縄カトリック高)が通算3アンダーの141で頂点に立った。
優勝者には、宮里さんとラウンドを回る「エキシビションラウンド」の権利が与えられる。吉﨑を含む上位5人は「宮里藍サントリーレディースオープントーナメント」の主催者推薦選考会の出場権も付与される。
「まだ(優勝した)実感が湧かない」と困惑した表情を見せた吉﨑マーナ(沖縄カトリック高2年)。2度目の出場となった大会で頂点に輝いた。
最終日前半はイーブンパーとして折り返すと、的確なショットと正確なアプローチを見せ10、12、17番でバーディーを奪った。最終18番(パー5)の開始時点では1位タイに追いついたものの「全然知らなかった」。持ち前の集中力で「一打一打丁寧にできた」と言うように、3打目でピンそば約1メートルにつけると、バーディーパットを沈め、逆転に成功した。
宮里藍さんを「夢の中の人みたい」と小さい頃から憧れていた。目標とする人が主催する大会で優勝した喜びはひとしおだ。
期間中、宮里さんが実践するメンタルトレーニングを学び、リラックスして大会に臨むことができたという。来年にはプロテストにも挑戦する予定だ。「世界で勝てるようになりたい」と宮里さんの前で誓った。
(渡真利優人)
▽最終日成績 (1)吉﨑マーナ(沖縄カトリック高)141(72、69=36、33)(6)仲村梓(エナジックスポーツ高)147(74、73=37、36)(17)宮城柚(第一薬大附高)151(75、76=40、36)(22)片岡彩実里(エナジックスポーツ高)153(77、76=39、37)(27)新垣くらら(同)156(80、76=40、36)(28)呉屋萌々子(美里中)158(81、77=39、38)(30)新垣快加(第一薬大付高)160(81、79=38、41)