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キングス敗戦 滋賀に81―89 1Qの5連続3点弾響く(19日の試合)


キングス敗戦 滋賀に81―89 1Qの5連続3点弾響く(19日の試合) キングス―滋賀 ドリブルで攻め込むキングスの脇真大=19日、滋賀県の滋賀ダイハツアリーナ(Bリーグ提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 プロバスケットボールのりそなBリーグ1部(B1)の琉球ゴールデンキングス(西地区)は19日、滋賀県の滋賀ダイハツアリーナで滋賀レイクス(同)と今季5戦を行い、81―89で敗れ、4連勝とはならなかった。通算成績は3勝2敗。

 前半から滋賀の堅い守備に攻めあぐねた。ジャック・クーリーが攻守でチームをけん引したが、滋賀に連続で3点弾を浴びるなど引き離され、35―47で折り返した。

 後半は岸本隆一の3点弾やアレックス・カークの気迫のリバウンド奪取などで見せ場をつくったが、インサイドとアウトサイドの連携で波状攻撃を仕掛ける滋賀の勢いを止められず、今季B1に昇格した滋賀に逃げ切られた。

 次戦は20日午後2時5分から同会場で滋賀レイクスと対戦する。

滋賀 1勝4敗
 89―81(31―18,16―17,17―20,25―26)
琉球 3勝2敗


 第1クオーター(Q)終盤に滋賀に3点弾を5連続で決められ、流れを持っていかれたキングス。2020年以来負けがなかった滋賀に今季初勝利を許した。

 第1Qは松脇圭志やケヴェ・アルマの3点弾でリードする時間帯をつくったが、ジャック・クーリーの得点後の残り5分は、ほぼ得点が止まった。守備のスイッチのミスなどで5本連続で3点弾を決められ、18―31のビッグクオーターとなった。

 第2Qは15日にB3の横浜エクセレンスから期限付き移籍してきた平良彰吾がキングス初出場。さらにチームは次第にリバウンドが取れ始める。クーリーやアレックス・カーク、ヴィック・ローを中心に得点を重ねて6点差まで迫るが、ここぞの場面でミスがあり、滋賀の勢いを止められなかった。

 5試合連続で先発出場となった脇真大は「第1Qに(トータル)6本の3点弾を決められた。そこを抑えられたら」と出だしを悔やむ。「ビッグクオーターをつくられたらきつい。あのようなクオーターをつくられないようにしたい」と気を引き締めた。

 (屋嘉部長将)


3点弾簡単に許した

 桶谷大HC(キングス)の話 第1クオーターの最初は点数が取れていたが、相手に3点弾を簡単に許してしまい流れを持っていかれた試合だった。後半リズムが変わった場面もあったが、最初の点差が重くのしかかり、滋賀に気持ちよくプレーさせてしまった。