日本フットボールリーグ(JFL)の沖縄SVは20日、高知県立春野総合運動公園陸上競技場で2位の高知ユナイテッドSCと対戦し、2―0で勝利した。通算成績は10勝8敗7分けで勝ち点37。順位を7位に上げた。
前半は勢いよく攻め、優位に展開したが0―0で折り返した。後半は20分に青戸翔、24分に川中健太が決めて勝利した。
次戦は27日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムとミネベアミツミFC(宮崎)と対戦する。
進化続けるチーム 強敵下し新たな経験値
2位の高知に殊勲の勝利を収め、新たな経験値を得た。当たり負けしないフィジカルの強さや球際での勝負強さ、キーマンが決定機を逃さない精度の高さなど、チームは進化を続けている。
後半20分、右からのクロスに合わせて先制したのはチームをけん引する青戸翔。「直近2試合で点が取れていなかった分、得点できてほっとしている。前半は押している中で得点できなかった。守備が耐えてくれてありがたかった」と仲間への信頼感を示した。
4分後にミドルシュートで得点した川中健太は「いいボールが来てタイミングもぴったりだった」と勝利を引き寄せる追加点。2得点ともアシストしたのは有田朱里だった。相手DFが嫌がるプレーで得点をお膳立てした。
小野木玲監督は「素晴らしいゲームだった。前を信じて守備が体を張って、点を取るべき選手が取った。これを継続していかないといけない」と選手たちに最大の賛辞を送った。
今季残り5試合。ホームは3試合で、全勝で地元を盛り上げたい。
(大城三太)
沖縄SV(37)
2―0(0―0,2―0)
高知ユナイテッド(48)