16日に湛水流2団体が合同演奏会/沖縄市民会館、幸地賢忠生誕400年記念


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 琉球古典音楽の祖と言われる湛水親方(幸地賢忠)の生誕400年を記念した湛水流合同演奏会が16日午後2時、沖縄市民会館中ホールで開かれる。
 琉球古典音楽湛水流保存会、湛水流伝統保存会が出演する。合同演奏会は初めて。湛水流は現在、喜納宗昌の流れをくむ「琉球古典音楽湛水流保存会」と、山内盛彬の流れの「湛水流伝統保存会」2団体で受け継がれている。工工四は同じだが継承の過程で歌の違いが出たため、一緒に演奏できないという課題があった。今回は「作田節」や「首里節」などを両団体がそれぞれが演奏し、比較する演目を設けた。渡久山春憲実行委員長=写真左から2人目=は「互いの会の特性を出し合って勉強することが次につながる」と意気込みを語った。演奏会は会員参加のほか、一般来場者用に40席準備する。問い合わせは電話090(2396)4587(山内)。