【マラケシュ(モロッコ中部)共同】北アフリカ・モロッコ中部で8日深夜(日本時間9日朝)に発生したマグニチュード(M)6・8の地震で、内務省は9日深夜、死者が2012人、負傷者が2059人に上ったと発表した。被害の全容は分かっておらず、犠牲者はさらに増える可能性がある。負傷者のうち重傷は1404人。
モロッコメディアによると、軍や救急隊が被災地に入り捜索や救助を継続。倒壊した家屋に閉じ込められた市民を多数助け出した。震源地の中部ハウズ県などは山間部に位置しており、活動は難航しそうだ。道路ががれきなどでふさがれている場所もあるという。
(3面に関連)
中部マラケシュの路上には10日未明、住宅から避難した多くの被災者の姿があった。毛布にくるまって地面で眠る人や、車の中で寝泊まりしている人もいた。被害は広範囲にわたっており、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)は「支援は数カ月から数年間必要になる」として国際社会に支援を求めた。
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地震死者2000人超え モロッコ、捜索活動難航も
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琉球新報朝刊
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