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「遺骨含む土砂、適切に」 玉城知事


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 玉城デニー知事は11日、鉱山の進入路などについて農地転用を許可したことについて「今後とも遺骨が混じる土砂が使われることがないよう、市民、業者や関係機関などと連携しながら適切に対応していきたい」とするコメントを発表した。
 今回、進入路などの農地転用が許可された鉱山について、県民からは戦没者の遺骨が混じっているのではないかという懸念が寄せられている。玉城知事は「鉱山は戦没者の遺骨収集の推進に関する法律により遺骨の調査、収集が行われていて、事業者は遺骨が発見された場合は一定期間工事を中止し関係機関による調査、収集を認めるとともに、剥離した表土も一定の場所で保管し遺骨収集調査ができるように合意している」とした。
 2021年4月に県議会で沖縄戦戦没者の遺骨などを含む土砂を埋め立てに使用しないよう求める意見書が全会一致で可決されたことから「県民の総意として確認されていると認識している」とした。 
  (沖田有吾)