沖縄相に自見氏、外相上川氏　きょう内閣改造　防衛相は木原氏

　岸田文雄首相（自民党総裁）は１３日実施の内閣改造・党役員人事で、重要閣僚の外相に上川陽子元法相（７０）を充て、衆院当選３回の加藤鮎子元国土交通政務官（４４）をこども政策担当相に、参院当選２回の自見英子内閣府政務官（４７）を地方創生担当相に抜てきする方針を固めた。沖縄担当相は自見氏が兼任する。女性閣僚は過去最多に並ぶ５人。マイナンバー総点検を進める河野太郎デジタル相（６０）、東京電力福島第１原発の処理水放出を担当する西村康稔経済産業相（６０）は留任させる。
　　（３面に関連）
　政権幹部が１２日、明らかにした。防衛相に木原稔元首相補佐官（５４）、厚生労働相に武見敬三元厚労副大臣（７１）を起用する。
　女性閣僚は２００１年の小泉内閣、１４年の第２次安倍改造内閣で５人だった。土屋品子元厚労副大臣（７１）を復興相に登用し、高市早苗経済安全保障担当相（６２）は続投させる。女性外相は田中真紀子、川口順子両氏に続く３人目。加藤氏の父は加藤紘一元幹事長。
　首相は人事を機に政権浮揚を図る。１３日午前に自民党臨時総務会で新役員を決定。閣僚名簿が午後発表され、皇居での認証式を経て、第２次岸田再改造内閣が発足する。
　最大派閥安倍派の松野博一官房長官（６１）、麻生太郎副総裁に近い鈴木俊一財務相（７０）は続投させる。