サイエンスジャーナリストでガーデナー、自然写真家の著者が、あえて庭で育てたい愛らしい野草から、即刻引き抜いた方がいい強敵まで、身近な雑草を豊富な写真とともに紹介。
ニオイタチツボスミレを「ヴィーナスの吐息」、ドクダミを「うるわしき暴君」と形容。詩的な語り口に雑草への愛憎がにじむ。朝ドラ主人公のモデルとなった植物学者の名言として知られる「雑草という草はない」が、真に迫る一冊。(SBクリエイティブ・2530円)
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「庭時間が愉しくなる雑草の事典」(森昭彦著)
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琉球新報朝刊