【嘉手納】照屋義実副知事は14日、嘉手納町の沖縄防衛局に伊藤晋哉局長を訪ね、米軍機の騒音軽減措置を求める要請文を手渡した。
要請は冒頭のみ報道陣に公開された。同日、国土交通省大阪航空局長と外務省特命全権大使、航空自衛隊那覇基地司令、在日米軍沖縄地域調整官にも要請した。在沖米国総領事には要請文を郵送した。
防衛局への要請文では、航空機騒音規制措置の順守のほか、嘉手納基地の元駐機場「パパループ」で航空機を使用しないことを米軍に働きかけるなど、計15項目を要請した。全ての騒音測定結果をホームページに公表することなども防衛局に求めた。
伊藤局長は「周辺住民への騒音の影響は深刻で、軽減を図っていくことがわれわれの課題だ。要請を踏まえて引き続き取り組みたい」と述べた。照屋副知事は「負担軽減のために粘り強く訴えていきたい」と話した。 (古川峻)