有料

肉用牛センター 賃料理由に反対/宮古島市決算不認定


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【宮古島】宮古島市議会(上地廣敏議長)の総務財政委員会は14日、2022年度市一般会計歳入歳出決算の質疑を行い、賛成少数で不認定にした。市肉用牛センターの賃貸料35万7990円が歳入に入っていることを理由に、複数の議員が「行政財産は貸し付けできない」などとして反対した。市は「地方自治法の改正で貸し付けが可能になった」などと説明した。今後、本会議で議長報告と討論を経て、採決される。
 議員からは、同センター条例で目的外使用に関する記述がないことなどに触れ「法律違反だ」などの指摘が上がった。市の担当者は賃貸の際に指定管理者を指定しなかったことなどに触れ「手続きに適正ではない部分があった」と話し、同条例の改正が必要かどうかなど、対応を検討するとした。 (友寄開)