有料

グアム知事来沖 米軍基地を視察/玉城知事とも面談


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 玉城デニー知事は14日、来沖した米領グアムのレオンゲレロ知事と県庁で面談した。レオンゲレロ氏は在沖米軍基地視察のため来沖した。1月に玉城知事がグアムを訪問した際に交わした会話を振り返り「米軍普天間飛行場は密集市街地にあると聞き、実際に自分の目で見たい」と抱負を語った。
 玉城知事は、沖縄からグアムに海兵隊部隊が移転する計画に関連し、具体的な移転対象部隊の情報がないとして、両地域間の情報共有を呼び掛けた。
 レオンゲレロ氏はグアムの医療基盤が弱いため、重い病気の患者はフィリピンまで移送し医療を受けている実態を説明。沖縄での患者受け入れ、医療従事者の相互交流などを提案した。
 玉城知事は、宜野湾市の西普天間住宅地区跡地での琉球大医学部と琉大病院の移転を中心とする「沖縄健康医療拠点」の整備で「先端的な医療を提供できる」などと述べ、医療や教育分野での連携を期待した。(知念征尚)