有料

自治体議員有志の会 一問一答 沖縄のことは沖縄が決める 市民に近い立場で


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 発起人の與那覇沙姫、仲宗根由美、多嘉山侑三の各氏と報道陣の主なやりとりは以下の通り。
 ―今後の活動は。
 與那覇氏 三つの行動指針を全体で共有し、ミーティングを重ねていく。具体的な議論はこれからだ。
 ―辺野古新基地建設に反対する既存の政治勢力「オール沖縄」との関わりは。
 多嘉山氏 私の認識では「オール沖縄会議」には共同代表もいて普段から市民団体と活動している。そして「オール沖縄」は辺野古新基地反対という一つの目標を持って選挙などの時に勢力が集結する集合体だ。
 私たちはその枠にとらわれない。あくまで自治体議員として地方自治の最前線で市民に最も近い立場として、地方自治の本旨を実現するという観点で取り組んでいく。
 ―宣言にある「真の沖縄の自治の実現」とはどういうイメージか。
 仲宗根氏 沖縄のことは沖縄が決めて、その結果に沖縄が責任を取るということが真の自治だ。これまで沖縄が自立しないように仕向けてきた歴史や仕組みがあった。そんな時代はもう私たちで終わりにしたい。
 ―先島の自衛隊配備など辺野古新基地以外の動きにどう対応するのか。
 多嘉山氏 辺野古新基地にかかわらず、地方自治に反して基地の計画が進められている地域が他にもある。今後、地方自治の観点からどうしていくのかを意見交換してアイデアを募りたい。