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平和と女性参画 政府として推進 上川外相、NYシンポで


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【ニューヨーク共同】上川陽子外相は20日、米ニューヨークで、女性と平和をテーマにしたシンポジウムに出席した。あいさつで平和構築、安全保障、防災の分野で女性の参画や関与を進めるべきだと主張。「各国が市民社会と連携して、一層努力する必要がある」と訴えた。
 日本政府として、女性参画を「国連の重要議題として推進していく」と説明。世界各地で自然災害が多発する中、災害対応、防災、減災に対する女性の関与強化が「極めて重要だ」と強調した。
 上川氏は外相就任前の昨年10月、女性・平和・安全保障に関する国会議員らの団体を新設した。今年4月には、今年の先進7カ国(G7)議長国である日本が女性参画について国内外でリーダーシップを示すよう求める提言を外務省に提出。こうした経緯を踏まえ、外相としてシンポジウムに参加できたことを「非常にうれしく思う」と語った。